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about EMPATH 6

自分の繊細さに

なかなか気づけない

エンパスさん

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エンパスさんの特徴的な傾向として、若いほど自分がエンパスだという自覚を持ちづらく、

 

30代、40代、50代になってから、

 

「あれ?もしかして私、HSPなのかしら?」

 

「エンパスなのかしら?」

 

と思うようになることが多いようです。

 

 

 

エンパスの方の多くは、小さい頃には、繊細ながらも世界に興味を持つ子供で、

 

他の子どもたちと同じように色々なことをしたり、色々なところに行ったりします。

 

 

幼稚園や学校に入ると、

 

「どうしてみんなは、こんなに騒がしい空気でも平気でいられるんだろう?」

 

と疑問に思ったり、

 

他の子たちがとても子どもっぽく見えたり、

 

周りと馴染めない疎外感を感じる事も多くなります。

 

 

 

しかし、集団生活では他の子どもたちと同じことを同じようにやることが当たり前に求められますし、

 

「お父さんやお母さんを喜ばせたい、がっかりさせたくない」

 

という思いから、

 

しんどさや違和感を感じても、

 

「自分の感じている疲れは甘えなのだろう」

 

「他の人たちと同じようにやらなくちゃ」と、

 

周囲に同調しようと努力するパターンがよく見られます。 

 

 

 

エンパスは、身近な大人の気持ちを敏感にキャッチしてしまうので、

 

「本当はやりたくないな」

 

「本当はこうしたいな」

 

と思っても、

 

自由に意思表示できなかったり、

 

わがままを言えない子ども時代を過ごしていることが多いのです。

 

 

 

また、親や先生の期待や意図を感じすぎてしまうので、

 

努力しすぎて他の子たちよりも成績が抜きんでてしまうようなこともしばしばです。

 

 

 

やがて社会に出ていくと、刺激にも慣れ、頑張ることにも慣れていきます。

 

その分、疲れや消耗を多く感じるようになりますが、まだ若く体力があります。

 

 

ちょっと無理したり頑張ったりすることで乗り越えられてしまうことが多いので、

 

この時点ではまだまだ自分の敏感さ、繊細さには注意を払わず、

 

社会の中で結果を出すことや、

 

与えられた役割を果たすことの方に強い関心を持っていることが多いです。

 

 

エンパスさんの多くは、子どもの頃から周囲の期待に応えるため努力をしていますので、

 

会社や組織の中でよい評価を受けていたり、平均以上の結果を出している方も多く、

 

バリバリ働けるうちは、自分のことを「繊細で敏感」と見るよりは、

 

「真面目」「努力家」「やれば人よりも出来る」

 

というようなセルフイメージを持っていることも少なくありません。

 

 

 

しかし、もともとエネルギーの消耗が激しい体質なので、

 

そのうち、無理がきかなくなり、

 

頑張り続けることに困難を覚える時期を迎えるようになります。

 

 

こうなって、ようやく

 

「苦しい」「疲れた」「休みたい」

 

という本音が出てくるようになり、

 

本当の自分に目を向けるようになったり、

 

「自分らしい生き方ってなんだろう?」

 

と考えられるようになってくる方が多いのです。

 

 

 

そんなこんなで、

 

社会人になってずいぶん経って、

 

人生に疲れ果てた頃に、ようやく

 

「もしかして私は・・・?」

 

と思い至ることが珍しくありません。 

 

 

 

そして、一度気が付くと

 

「なんで今まで気が付かなかったのかしら?」

 

「私ったら、よくこんな状態で今まで生きてこられたものだわ~」と、

 

自分で自分に驚かれる方や、生きづらさの正体が分かって

 

ホッと涙を流される方が沢山いらっしゃるのです。

 

 

このように、エンパスさんは敏感な人の代表格のようなものなのに、

 

この気づきに至るまでは、

 

自分のことにとてつもなく鈍感なところがあります。

 

 

それは、ありのままの自分を認め、

 

受け入れられるようになるまでは、

 

痛みを感じないように、

 

疲れても平気なふりをして、

 

過敏な感覚を何かで麻痺させながら、

 

自分を騙し騙し、

 

がんばって生きてきたからです。

 

そうするしかなかったからです。

 

 

これはセッションにいらっしゃる方に多くの方に見られるパターンで、

 

もちろんそうではない方もいらっしゃいます。

 

 

特に最近は「学校に行きたくない」など、素直に言える子も増えてきています。

 

 また、そういった子どもに対し、寛容に、柔軟に対応できる大人や学校も増えてきています。

 

少しづつ、繊細さんに優しい時代になってきているのかもしれませんね。