エンパスには様々なタイプやパターンがあります。
大きくは以下のように3つに分類されますが、1つのタイプだけではなく複数のタイプを持ち合わせていることが多いです。
▶type1. フィジカル・エンパス(身体型エンパス)
他者の身体的感覚や、環境や食べ物といった外部エネルギーの影響が自身の体に強く表れるタイプ。
▶type2. エモーショナル・エンパス(感情型エンパス)
感情に敏感で、他者の気持ちや周りで起こっている出来事などの影響が感情に強く表れるタイプ。
▶type3. インチュイティブ・エンパス(直感型エンパス)
五感以外の感覚を持つという特徴があり、外部の影響に対し直感が働くタイプ。
直感エンパスにはとても多様なバリエーションがあります。
他者の身体的感覚や、環境や食べ物といった外部エネルギーの影響が自身の体に強く表れます。
例えば、分かりやすいものだと、一緒にいる友達が「お腹が痛い」というと、自分も同じようにお腹が痛くなってきたりします。他者の身体的な感覚や苦痛を、まるで自分のことのように感じてしまうのです。
この感受性はマイナス面ばかりではなく、上手に付き合えるようになると強味にもなります。医師や看護師さん、介護士さん、整体師さんなどの中には、他者の身体の不具合を敏感に知覚できる特質を、お仕事で発揮している方々もいらっしゃいます。
また、フィジカル・エンパスは他者の健康的なエネルギーも自分の中に取り込むことができますので、生命力に溢れた元気な人と一緒にいると、自分の身体の調子も良かったりします。特に医療関係者や、ご家族の介護をなさる方などは、一緒にいると元気になれる方と会って、心身の健康バランスをとるように意識されると良いですね。
フィジカル・エンパスは他者の身体的感覚をキャッチするだけではなく、更に以下のようなものがあります。
①フードエンパス
食べた物が身体に強く影響してしまいます。
影響を与える食べ物は人それぞれですが、フードエンパス傾向がある方は、特に糖質、炭水化物、農薬、添加物や保存料が入った加工品などに注意が必要です(種類だけでなく、量やタイミングなど)。
例えば、分かりやすいものだと、カップラーメンやレトルト食品を食べた後、数時間後には頭痛や腹痛、ムカムカ、倦怠感を感じたりします。
自覚しにくいものだと、特に思いつく理由はないのに、何故か朝起きた時から、自己嫌悪やイライラ、不安感や焦燥感などのマイナス感情があるような場合があります。このような時、前日、前々日に何を食べていたかを丁寧に思い出してみてください。お菓子を沢山食べていた、パンやパスタなどの炭水化物を食べていた、加工食品を食べていた、ジュースやお酒を飲んでいたということはないでしょうか?
これはエモーショナル・エンパスと重なる部分でもあるのですが、食べ物は身体だけではなくメンタルにも強く影響を与えます。鬱や不安症などの方は、食べ物が大きな要因である場合も多いです。
また、フードエンパス度が強い方は、カフェインに弱く、薬がよく効く傾向がありますが、一方で、無意識のうち自分のエネルギーを物質世界にグラウンディングさせようとしたり(食事にはグラウンディングの効果があります)、繊細な感受性を麻痺させようとして、知らず知らずのうちに過食してしまったり、アルコールや甘いもの、時には薬に依存してしまうケースも見られます。
すると、次第にその刺激に慣れていき、本人は「これでは効かない」「足りない」と思って量や頻度が増えていきます。若く体力があるうちは「わたしはお酒に強いんだ」というような思い込みをしていることもあります。しかしエンパス体質ですと、たとえ本人に自覚がなくても、そのダメージを人一倍深く被っています。
エンパスに限ったことではありませんが、食べ物は特にエーテルへの影響が大きいもののひとつで、食べ物やアルコール等への依存は、内側から自分を破壊してしまう行為です。
もちろん、お食事は生活の楽しみでもありますが、 食べ物は栄養にもなれば害にもなり得ます。
日本には美味しい食べ物が溢れていますが、海外諸国の基準値を大幅に上回る農薬や添加物が使用されています。私の住むカリフォルニアでは、日本の食品やお菓子の多くは、「発がん性物質が大量に含まれているため、自己責任で買い求めるように」という注意書きが貼られて売られています。
こういった食べ物にあまり影響を受けないで済む方もいらっしゃると思いますが、フードエンパスは、無防備に摂ってしまうと、肉体的にもエネルギー的に健康を大きく損なってしまいます。
自分に適したもの、適した量は、お人によって差がありますので、心身ともにヘルシーでいられるよう、口にするもの、口にする量を自分自身で考え、意識的にお食事を頂くことはとても大切なことです。
②環境エンパス
置かれている環境の電磁場エネルギーに影響を受けたり、周囲のもののエネルギーを吸収して具合が悪くなったりします。
例えば、満月になると頭が痛くなったり、デパートに行くと30分もしないうちにグッタリと疲れてしまいます。
聴覚過敏などもここに含まれます。
③セルメイトエンパス
セルメイトとは 「相部屋の人」「いつも一緒にいる仲間」というようなニュアンスです。
人の痛みや苦痛を感じる訳ではなくても、傍にいる人の電磁場に常に影響を受けるので、誰かと一緒にいるだけでエネルギーを消耗し、疲れてしまいます。
特に子育て中のお母さんは、起きている時だけでなく、寝ている時も常にお子さんと一緒という方も多いです。
ただでさえ子育ては重労働ですが、エンパスのお母さんは全く休むことが出来ず、激しくエネルギーを消耗してしまいます。
エンパスの自覚のある方は、周りのサポートを得るなど何とか方法を見つけて、定期的に1人になれる時間を設ける必要があります。
また、ご夫婦の場合、ベッドやお布団を分けて頂く方がベターです。
セルメイトエンパスは、1人になれる時間、1人になれる空間が絶対に必要です。
フィジカル・エンパスが陥りやすい「エンパス性疾患」
「エンパス性疾患」は正式な病名ではありません。米国の精神科医でエンパス研究の第一人者であるジュディス・オルロフ博士による造語で、自分は病気でなくても、他人の病気の症状を取り込んでしまう現象のことです。
<よくある症状>
・副腎疲労(副腎疲労から回復するテクニック ※リンクを貼る)
・橋本病などの自己免疫疾患、炎症性腸疾患
・慢性鬱
・慢性疲労
・結合組織炎
・痛み
・パニック発作
現代の医療は目に見えないエネルギーを信じていないので、たいていのお医者さんはエンパスの症状が理解できず、適切な治療をしてもらうことができません。
エンパスの度合いが強度な方は、身体がリトマス試験紙のように反応しますので、日常生活に観察が必要です。
(私の体験を例に書いてもいいかも!)
他者の感情に敏感で、悲しい感情も嬉しい感情も、まるで自分の感情のように感じることができます。
通常は距離が近いほど相手の感情の影響を受ける。
子どもの頃からずっと母親の不安を吸収していたり、
旦那がイライラしていると、自分までイライラしてきたり。
コメディ映画を観に行っても、鬱状態にある人の隣に座ると落ち込んだ気分で映画を観ることになったりする。
極度にネガティブな人や激怒している人に出会ってしまうと、エネルギーの回復に丸一日かかってしまったりする。
※第8章を参照!
直観力が優れているタイプ。テレパシーや透視などの能力があったり、夢でメッセージを受信したり、動物や植物、さらには「別次元」との意思疎通ができるなど、五感以外の感覚を持つという特徴があります。直感エンパスにはとても多様なバリエーションがありますが、一部を挙げると次のようなタイプがあります。
・テレパシー・エンパス
今この瞬間に他人が感じていることや考えていることなどを、直感的な情報として受け取ることが出来ます。
・予知エンパス
未来を予知することができます。色々なパターンがあり、特定の人から電話がかかってきたり、地震がきたりすることが直前に分かるような人もいれば、幸運や危険など、その人の身に近々起こることが分かったり、社会で起こる未来を夢で見たり予言するような人もいます。
・霊感エンパス
亡くなった人の姿が見えたり、声を聴くことができたり、匂いを感じたりします。
会話をするなどの交流ができる人もいます。
・チャネリング・エンパス(チャネラー)
高次元の霊体や霊団、あるいはハイアーセルフなどからのメッセージを受信したり、交流をすることが出来るエンパス。
・ドリーム・エンパス
ドリーム・エンパスの多くは、夢の中でスピリットに導いてもらう体験をしている。スピリットは、動物、人、存在、天使、優しい声など、様々な形で表れる。障害を乗り越える方法や、夢を叶える方法、精神的な知恵やヒーリングエネルギーなど、意味のある情報やメッセージ、エネルギーを届けてくれる。
夢の中で他の次元を旅することもある(おばあちゃんやルークの夢、湖のほとりの神殿や原っぱのクラブハウスなど。丸い玉に乗って近所を散歩する体験も?)。
・植物エンパス
植物の声を聴き、植物のスピリットとつながることの出来るエンパス。植物の育て方が上手だったり、薬草やフラワーエッセンスなどの調合に長けていたりします。
・動物エンパス
動物と心を通じ合わせることができるエンパス。動物の感情や考え、ビジョンなどを感じ
取り、問題行動を起こす原因を理解したり解決法を示すことができます。
・鉱物エンパス
パワーストーンなど、鉱物のエネルギーとつながることの出来るエンパス。
その他のエンパス
・シナスタジア(共感覚)
1つの刺激に対して1種類の感覚のみでなくて、他の種類の感覚も覚える知覚現象。いくつかの近くが混在するようなイメージ。
代表的なのは「大きい」は「赤」、小さいは「青」など、文字に対して色を感じる(色字)、パトカーのサイレンは「黄色」などと「音が聞こえると色を感じる(色聴)」といった現象。
その他、痛みに対して色を感じたり、数字に対して香りを感じたり様々なバリエーションがある。
私自身は。ピアノの音をダイアモンドに感じたり、バイオリンの音色をウィスキーに感じたり、会社のエントランスに活けられた花が「いらっしゃいませ」と言っているように感じたり、マイケル・ローズ氏の本がバッグに入っていてバラの香りがしたり、島田紳助を見ると口の中にアルミホイルを口に詰め込まれた感じがしたり、鉄の味がしたりするといった経験がある。